わが家の食卓 in Jordan

食材、料理を通してヨルダンでの生活をご紹介します

ミルクライスとミルクの話

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きょうは雪です。
ヨルダンはどちらかというと暑いイメージがあるのではないかと思いますが、冬には雪も降ります。
寒いです。

前回のサハラブに続いて今回もミルクのお料理です。
アラビア語でロッズハリーブ、ミルクライスです。作ってすぐ温かいうちに食べるもよし、冷やして食べるもよしの甘いお菓子です。写真ではシナモンの粉を振ってありますが、ココナツファインをトッピングすることの方が多いかもしれません。

お米を甘くするの? と違和感を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、たまには目先の変わったものもいいものです。おはぎもお米ですし和菓子にはもち米を使ったものも多くありますから、日本にもお米を甘くする食べ方はありますね。

作り方は簡単です。さっと洗ったお米を甘みを付けた牛乳で炊くだけ。牛乳でおかゆを炊くと考えればいいかもしれません。少し水を加えたほうがつくりやすいようです。中火で温め、煮立ったらごく弱火にして気長にお米に火を入れます。甘さを強くしたければ炊き上がってからお砂糖を足すのがいいと思います。どうしてもお砂糖が多いと焦げやすいので。

乳製品のお店はアラビア語では「ヨーグルト屋さん」です。
名前の通りヨーグルトは色々ありますが、牛乳は入荷が少ないからか管理しにくいのか、夏場などはお店にないこともあります。ヨーグルトと同じく牛乳も量り売りで、厚みのあるビニール袋に入れてくれます。持ち帰ったら一度沸かして殺菌、早めに使い切るようにします。
一度、沸かしてみたらカッテージチーズのようにモロモロと柔らかく固まってきたことがありました。あとから聞いたところによると、子牛を産んだばかりの牛の乳だったそうで、普通の牛乳にない成分がふくまれているのだそうです。牛乳屋さんの牛乳はいいです。

スーパーなどでは1リットルのパック入りの牛乳を売っています。full fat, low fat, skimed などがあります。成分無調整というのは無さそうです。価格の安い物は原材料が生乳ではなくミルクパウダーです。それなら保存しやすいミルクパウダーの方がいいかしらと思ってしまいます。
ミルクパウダーは各種売られています。コーヒー用というわけではなく、溶かして、また粉のままで飲み物や料理、お菓子に使っています。ミルクといえばミルクパウダーが先ず頭に浮かぶくらい、とても普及しています。