わが家の食卓 in Jordan

食材、料理を通してヨルダンでの生活をご紹介します

ぶどう三昧


f:id:pistacio54:20200922221022j:image

 

今年はぶどうの当たり年なのかしら、と思ったほどです。

 

青果店に並ぶばかりでなく、街角で軽トラックにぶどうだけ山のように積んで売っているのは、産地直送なのでしょう。緑色の少し細長い実の品種が多いのですが、今年は盛夏を過ぎてから赤紫色や濃い紫色のものも沢山出てきました。例年より品質もよく、お値段は半分以下といった感じです。

ヨルダンでもぶどうは主に生食します。ぶどうジュースはあまり一般的ではなく、ムスリムにお酒はご法度なのでワイン用は無いと思われます。加工品で一番馴染みのある干しぶどうは、少し酸味の強い緑色の品種のものが好まれているようで、お菓子のトッピングや料理に使われています。庭にブドウの木を植えているお家もあります。実を楽しむだけでなく繁った葉を摘んでダワーリにすることもあります。(ダワーリについては記事下のリンクをどうぞ) 

 

この夏はわが家でもずいぶんたくさんのぶどうを消費しました。ひと房が大きな品種なので小房に分けて洗い、ガラスの大皿に盛って器ごと冷やしていました。暑さが続く毎日のおやつにピッタリでした。

 

ところで。

はじめに当たり年かしらと書きましたが、そうではありませんでした。

なんとこれもコロナの影響だったのです。

物流が完全に止まっていたわけではありませんが、例年なら輸出されていたぶどうがコロナの影響で輸出されず国内に出回ることになったのだそうです。ヨルダン国内では見たことのないような綺麗で立派なヨルダン産の果物が近隣国で売られているという話を、以前聞いたことがあります。実際に見て驚いたという話です。ぶどうもそうした果物だったのでしょう。

 

外出禁止令や県境越え禁止などは解かれましたが、こんなところにもコロナの影響があったというお話でした。

 

 

zarqa.hatenablog.com