わが家の食卓 in Jordan

食材、料理を通してヨルダンでの生活をご紹介します

鶏を買う話

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街に出ると、通りに向けて鶏の入ったケージを積みあげた店があります。白い羽根のニワトリと言ったらパッと頭に浮かぶような鶏です。1キロあたりの値段が書かれた貼り紙が出ていることもあります。
ここでは食用の生きた鶏を売っているのです。勿論、お客は生きたまま持ち帰るわけではありません。

一羽二羽と注文すると、イスラームの決まりに則った方法で処理をして鶏肉として渡してくれます。レバーと砂肝も一緒です。買ったばかりの鶏肉の生温かさが、ついさっきまで生きていたのだという事を改めて想い起こさせます。

鶏肉は丸ごとのかたちで中をきれいにしてもらうことも、切り分けてもらうこともできます。左右の胸と左右の足というふうに、大きく四つ切りにするのが標準的のようです。手羽は胸につけたままです。調理するときも大抵は四つ切りのままで、骨付きです。皮は好みや料理に応じてつけたままだったり剥いだりします。

骨を外して鶏肉を部位ごとに売っているお店もありますが、近所には無いこともあって余り利用したことがありません。スーパーではレバーや砂肝、胸肉、腿肉など部位に分けてトレイに入れて売っているところもあり、料理によっては便利だと思うのですが、丸ごと一羽ずつ袋にパッケージされた状態のものの方がずっと多いです。袋にはブランド名などが印刷され、製造年月日が記載されています。頼めばパッケージを開けて切り分けたりしてくれる店もあります。

写真は中にご飯の詰め物をした料理です。お米が入っているので一度茹でてからオーブンで焼きます。