わが家の食卓 in Jordan

食材、料理を通してヨルダンでの生活をご紹介します

カレールーとラード

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キャンプでみんなで調理とか子供と一緒に作ろうとか、カレーは人気メニューだと思うのですが、

わが家では結構気を使う料理に入ります。

本格的にスパイスを揃えたり、こだわりの製法があるというのではありません。

 

色々なルーが市販されていて、美味しいものがわりと手軽に出来るのに?

お肉がダメならシーフードという手もあるし、野菜だけでも美味しくできるよ?

という声が聞こえそうですが。

 

イスラームでは豚、豚由来品とアルコールが禁忌。豚以外のお肉も定められた方法に則って処理されたものでないといけない、という事になっています。

 

カレーの場合、問題なのはお肉というよりルーなのです。

市販のルーは殆どラードとか精製ラードが入っているのです。

カレーに限らずシチューなどのルーやレトルト製品も要注意です。

カレーやシチューは市販のルーを使わずに作ればいいだけの話、とも言えますが。

 

ラードは、クセがなく比較的低温で溶けるので扱いやすく便利な素材、だそうで

色々なところで使われています。

これなら大丈夫かと思うような海鮮シュウマイや魚肉ソーセージにも多くの製品に入っています。

中華まんの皮とかにも。

 

最近は動物性脂肪は避けられる傾向にあり、

原材料の表示なども昔に比べて詳しくなっているのでありがたいことだと思います。

慣れてくると凡その見当がつき、

メーカーによって違いがあるような製品は憶えておくようにもなりますが、

チェックは欠かせません。

 

写真はネット通販で購入したカレールー。

1kg入りだったので、実物を見て大きさにちょっとたじろぎました。