わが家の食卓 in Jordan

食材、料理を通してヨルダンでの生活をご紹介します

オリーブオイルと ザータルのパン、マナギーシを焼く

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きのうから、ラマダン明けの大祭 (イード) が 始まりました。
祝日の初日は朝早く礼拝所で集団礼拝をします。
帰ってから朝食と、お客様を迎える支度。
それから、親戚や親しい人たちで訪問しあってお祝いの挨拶をします。
着飾った子供達は訪問先でお菓子をすすめられ、お小遣いを貰います。
新年にお年玉を貰うのににています。きょうだいで金額を比べたりして。
官公庁も休みになって、お正月休みのような感じです。

イードに欠かせないお菓子キャーキはご紹介しましたが、
おせち料理のようなイード料理というのは無いようです。

ラマダン、イードと
仕事の時間、お店の営業時間などが普段とは違っていたこともあり、
きょうはパンの買い置きを切らしてしまいました。
そこで、今朝は自家製のパンを焼きました。

ここでは昼食がメインの食事で米飯を取ることも多く、
朝晩はパンと定番のおかずというのが普通です。

普段一番よく食べられているパンは
日本ではピタ、ポケットパンなどと呼ばれているタイプのものですが、
きょうはマナギーシといって売られているものを
見よう見まねで作りました。
生地の材料が少し違うと思われますが
見た目はこのような感じです。

マナギーシは薄く大きくのばした生地に
オリーブオイルとザータルをたっぷり塗って焼いたパンです。
ザータルは英語ではタイムというハーブのことなのですが、
このハーブを乾燥させて砕き、赤紫蘇や炒りごまなどを加えたふりかけ様の粉のことも
同じくザータルと呼んでいます。
オリーブオイルとともに朝晩の食事には欠かせません。

写真左は同じ生地にチーズと溶き卵ぬって、彩りにザータルをちらしたものです。
このようなパンは、お店でできたものを買うことはもちろん、
トッピングしたいものを持って行って焼いてもらうこともできるので
好みに応じて色々楽しめそうです。