わが家の食卓 in Jordan

食材、料理を通してヨルダンでの生活をご紹介します

ドラッグストア?

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スーク ( 市場のこと、繁華街一帯をこう呼んでいます ) に行くと本当にたくさんの店が立ち並び、ありとあらゆる物を売っています。肉・野菜やパン・お菓子、コーヒーなどの食料品はもちろん、衣類、日用雑貨、カーテンや絨毯、家具、家電製品などなど。
金のアクセサリー専門店もあります。ヨルダンでは女性が財産として金製品を持つという習慣があります。金相場によって値段が変わるためか日曜日が定休日です。
ここしばらく、ぐっとふえたのは携帯電話のお店です。電話会社は (たぶん) 3つあります。携帯電話は10年ぐらい前に一気に普及しましたが、お店が増えたのはスマートフォンが出てきてからではないかと思います。
モノを売るお店ばかりではありません、銀行や外貨の両替所、クリニックや薬局も有ります。

こんなスークの中に、ここは何屋さん?というお店があります。
日本でもヘナとかヘンナと言って知られている髪染めなどに使う粉や、色々な植物の葉・花・果実・皮などを乾燥させた (らしい ) ものが大きな袋に入れられ、中が見えるようにところ狭しと置かれています。ハーブ、スパイスと言うより生薬と言った方がよさそうな感じです。
生姜は身体を温める、カリンは咳に効くなどと日本では知られています。ヨルダンでも広く知られたハーブなどの効能があり、ここはそうした材料を扱うお店なのです。
昔は店先に年配の男性が座っていて、これこれに効くのはどれ、こんな時に良いのはこれ、などと相談に乗ったり使い方を教えてくれたりしたそうですが、今は法律が出来てハーブなどを薬として売ることはかなわなくなったそうです。

作り付けの棚には黒種草オイルの瓶やオリーブオイルから作った石鹸、ハーブ入りのシャンプー、綺麗なお揃いの箱に入った何種類ものオイルやエッセンシャルオイル。ティーバッグ状のパッケージに入った多種のハーブティーも有ります。
何であるのか何に使うのか私にはよくわからないものもあります。

身体に良い、自然素材、というような言葉から受けるイメージとは少し違った雰囲気のお店です。

参考までに。外務省などの情報によると、ヨルダンの医療はアラブ諸国の中では高い水準にあり、( 西洋医学の ) 医薬品は主要な輸出品になっています。