わが家の食卓 in Jordan

食材、料理を通してヨルダンでの生活をご紹介します

アラブの調理パン? ファターイル

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今日ご紹介するのはファターイルといって、パン生地に具材を包んでオーブンで焼いたものです。
普段は all purpose と袋に書いてある小麦粉を使い、油脂も多めにした伸びのよい生地を薄く広げて具を包むのですが、今回は強力粉を使ったところお焼きのようになってしまいました。
薄い生地のものをオリーブオイルをたっぷりひいた天板で焼くと、しっかり綺麗な焦げ色がつき時間が経ってもあまり固くならない仕上がりになります。
具材に使うのは
刻んだホウレン草と玉葱を炒めたもの、
刻んだトマト ( と 唐辛子 ) を炒めたもの、
生のタイムの葉と玉葱を炒め、サーメク ( 赤紫蘇のようなハーブ ) を合わせた物、
生のタイムの葉と白チーズ ( 塩水につけて保存してある豆腐のような癖の無いチーズ ) 
などです。
いろいろ作って生地が余った時などは、ザータル ( 乾燥させたタイムを主にゴマなどを混ぜたふりかけ状のもの ) とオリーブオイルを混ぜて生地に巻き込んだりもします。
三角形は作りやすいのですが中身によって形を変えることも有ります。
三角形の場合、大判の餃子の皮ぐらいに生地をのばして作っていますが、もっと小さく作るとおやつがわりにもなります。小さめで具の種類が多い方がうれゆきがいいようです。