スパイスが香るライスプディング 〜キャラウィヤ または マグリー

"meghli"by celinecelinesis licensed under CC BY-SA 2.0

あけまして おめでとうございます。

新年早々、親戚に赤ちゃんが生まれたのでお祝いに行ってきました。

こちらでは病院で出産しても何日も入院せず、自宅で家族の手を借りて赤ちゃんのお世話をすることになります。大家族で生活していたり、同じ敷地や近隣に親族が住んでいたりすることも多いので、出来る人が出来るお手伝いをするのだと思います。

お母さんと赤ちゃんの帰宅後、割と早い時期に親族の女性たちでお祝いに行きます。

それほどの額ではありませんがお祝い金を贈ります。包まないんです、お金。挨拶の握手でそっとお母さんの手に滑り込ませたり、赤ちゃんのおくるみの隙間に少しだけ見えるように挟み入れたりします。

赤ちゃんのお祝いでよくふるまわれるのが、以前にご紹介したクルミを散らしたシナモンティーと、

写真のマグリー、ヨルダンではキャラウィヤとも呼ばれているライスプディングです。どちらも産後の女性に良いと言われているものです。

米粉に粉末のキャラウェイ、シナモン、アニス、砂糖を加えて重たくトロリとするまでかき混ぜながら煮て作ります。一人分ずつわけて固める器はガラスのものが綺麗です。キャラウィヤというのはアラビア語でキャラウェイのこと。マグリー用のスパイスミックスも売られているようです。

トッピングにはココナツフレークやレーズンと、ピスタチオや松の実などのナッツを数種類。ほんのり温かくても、よく冷やしても楽しめます。スパイスの量はお好みで。ヨルダンのお菓子にしては甘さ控えめかもしれません。