紅茶と一緒にビスコッティとかグリッシーニとか
ヨルダンではアラビアンコーヒーは勿論ですが紅茶もよく飲まれています。
朝食時にいれるのは、紅茶です。バーベキューの時や、外での作業の休憩時などにいれるのも紅茶が多いと思います。
午後のお茶ではちょっとお茶受けも欲しいところ。今日の写真はキャーキと呼ばれているお菓子、軽食にもなりそうな気取らないおやつです。
ビスコッティのように切り分けて二度焼きしてあるらしいもの、一つずつ成形されたビスコッティ様のもの、グリッシーニ、四角やリング状に成形されたグリッシーニ?など。生地にアニスシードが練りこんであったり白胡麻をまぶしてあったりするものもあります。イタリアのビスコッティのようなナッツの入ったものはみかけません。パン屋さんで量り売りしていて好きなものを選んで計量します。種類ごとにお値段の違いはありません。
どれもかた焼きなので、これを紅茶に浸して食べながらゆっくり過ごすのです。カフェオレボウルのような大きな器は使わず普通のティーカップですが、ここでティーカップというと大抵ガラス製。少し縦長の持ち手のついたものが多いです。透けて見えるカップの底に、崩れたビスコッティの粉が沈むのはちょっと残念な見た目だなぁと思うのでした。
↓ こちらもパン屋さんで買えるお菓子ですが、手土産になるお菓子です。
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食器を洗うの好きですか?
これを読んでくださっている方、食器を洗うのは好きですか?
嫌いな家事の上位にくるという食器洗い、私は作業そのものより料理して食事してやっと一息ついた時にしなければならないのが少し苦痛です。食器洗い機を使うようになってストレスが減ったという話も聞きます。
ここヨルダンでも食器洗い機が普及しつつあるようです。便利よ〜とは聞いているものの、わが家では今のところ普通に手で洗えばいいか、となっています。大型なのでキッチンのリフォームも必要になりそうですし。
食器洗いについては、ここではみんな中性洗剤と漂白剤を、常に一緒に使っています。小さなボウルなどに入れた水に両方を溶かし、そこにスポンジを浸して使うのです。油脂分の多い料理が色々あるので中性洗剤は強力で、漂白剤は消毒ということだけでなくタンパク質の汚れに良いようです。スポンジもスッキリします。ただ手は荒れやすく、スポンジは早くへたれます。
ちょっと不思議に思ったのが、私の周りではクリームクレンザーを使う人を見たことがないこと。スーパーなどでは売っていますが、中性洗剤や漂白剤と比べて並んでいる量が全然違います。人気がなさそうです。ステンレス製品を磨いたり、鍋やオーブンで使うバットの焦げ付きこびりつきを落とすのには、ステンレスたわしを使うのです。確かに便利なのですがこれも手が荒れます。
ゴム手袋はあまり見かけません。私も作業がし難くなるのがイヤでほとんど使わないため、冬場は特にハンドクリームが必需品です。赤い缶に入った微香性のワセリン主体のものがよく使われていて、とても良い製品と思います。なぜかドイツ製。
塩味のお菓子が食べたくて ねじり棒のソルトパイ
ヨルダンには甘いお菓子が沢山あるのですが、時には甘くないお菓子も欲しくなります。シロップたっぷりのお菓子ばかりでなく、シンプルな堅焼きのビスケットやビターチョコなどもありますが、それでもやっぱり甘いことに変わりはなく。
子どもに人気のあるチップスやポップコーン、種類の多いミックスナッツ、、、
塩気のあるもの何か他にないかしら、というわけでソルトパイを作りました。ヨルダン風でも何でもありませんが。
パイ生地作りはバターをベタつかせないように作業をする必要があるので冬向きです。ヨルダンのバターは多分発酵バターで基本的に無塩、お店では冷凍庫に並んでいることが多いようです。材料はバターの他は小麦粉と塩、水だけです。元は全粒粉で作るレシピだったのを、いつでも手に入る「all porpose 」の小麦粉で作っています。日本でいう中力粉に近いのかしらと思っています。
バターを粉に揉み込んでから少量の水でまとめてねかせる、打ち粉をしながらのばして畳んで層を作りねかせる、もう一度のばして畳んで層を作り寝かせる。最後にまたのばしてリボン状に切り分け、ねじって天板に並べて焼く。バターの香りがたって薄く色づいたら焼き上がり。特別な材料も道具も要らないお菓子です。ただ、何度も生地をねかせるなど一気に出来ないので少し面倒です。日本にいる時にはまず作りません。パイシートがあれば簡単ですが。
こちらで市販されているお菓子には色々なパイ生地のお菓子がありますが、シロップをかけるのに合わせているのか、食感や仕上がり、作りかたも全然違うようです。
今回のソルトパイ、シロップなし砂糖なしの塩味といっても、バターはたっぷりなのでカロリーは高いに違いありません。
ロビア〜見た目がちょっとコワイ?黒目豆〜
今日はロビア豆のお話です。
今まで全然知らなかったお豆。調べてみれば世界中で栽培されていて色々な料理や処によってはデザートにも使われているとのこと。日本では珍しいですよね?私は見たことも聞いたこともありませんでした。
お赤飯に入っている赤紫色のササゲの仲間。黒い斑紋の印象が強くて全く似ているとは思えませんでした。クリーム色に近い色合いがむしろ大豆に近いと思いました。大きさも小粒納豆ぐらい、たんぱく質や食物繊維ビタミン類など栄養豊富なお豆だそうです。
乾燥豆を戻して調理しましたが、黒い色が水に溶け出てきたので一度茹でこぼしました。見た目と違って味わいにはクセがなく、他の野菜と合わせてトマト味のスープにしました。トマトとの相性はいいようです。さほど時間もかからずに火が通り煮崩れもしませんでした。ピリ辛の煮込みやカレーにも向いていると思います。実際インド料理として黒目豆のカレーが紹介されているのを見つけました。
他にもマリネしたり、ドレッシングでしっかり和えてサラダにするのもオススメの調理法です。
色々に使えて栄養豊富、煮る時間も少なくてすむとても良い食材なのですが、、、見た目がちょっと苦手なんです、私と娘。ちょっとだけコワイです。あまり黒い斑紋が目立たない料理、食材の組み合わせを考えて使いたいと思います。
ヨルダンでは今が旬、グレープフルーツ
少し前に青いオレンジの話をしましたが、今日はグレープフルーツです。
日本では春先が旬のフロリダ産や夏から秋にかけてのカリフォルニアや南アフリカ産が中心のようですが、この辺りパレスチナやイスラエルでは今が旬のようです。
今回わが家で購入したものはヨルダン産か輸入物か産地は分かりませんでしたが、決して厚くない皮がふんわりとして実はとてもジューシー、今が旬なのだろうと思える新鮮さを実感できるものでした。グレープフルーツらしい酸味と苦味、甘さもバランスよく、豊かな香りで生食を楽しめました。
ヨルダンではあまり人気があるように見えないのが少し残念です。
日本でもここ20年ほどの間に消費量がぐんと減っているのだとか。一年を通して新しい品種を含めた沢山の柑橘類が出回るようになったからでしょうか。
グレープフルーツや特にグレープフルーツジュースには、相互作用と言うのだそうですが飲み合わせに注意が必要な薬が多くあり、そうしたこともいくらか影響しているかもしれません。比較的よく使われている抗生物質などにも影響があるそうなので、少なくとも病気のお見舞いなどには持って行かれませんよね。
でも、グレープフルーツ、おススメです。少し苦味のある果物なんて他にあまり思いつきません。オトナの味!