わが家の食卓 in Jordan

食材、料理を通してヨルダンでの生活をご紹介します

ホッベーゼ を調理する

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今日も今が旬の葉野菜、ホッベーゼのご紹介です。

わが家の庭(敷地?)に自生しているのを収穫しました。八百屋さんにも並ぶのですがあまり買ったことはありません。

調べてみたところ地中海沿岸からコーカサス地方原産らしくヨルダンも地元と言えそうです。アオイ科ゼニアオイ属のウサギアオイではないかと思うのですが確かなことはわかりませんでした。ゼニアオイの仲間はとてもたくさんあり、花を楽しむために植えたり野菜ではなくハーブとして使われたりするものの方が多いようです。

 

ホッベーゼとして食べられているのは若い葉です。ウサギアオイはあまり大きくならない種のようですが、あまり丈の伸びたものは使いません。若いうちは細い茎も円い葉と一緒に食用になります。葉は直径5㎝くらいでしょうか。

買ってきた(摘んできた)ホッベーゼはよく洗ってから、細かく刻んで玉ねぎと一緒に油炒めにします。こちらでは皆さんしっかり火を通しています。写真のものは調理時間やや短めです。味にクセがないうえ火を通すとかなりかさが減ってしまうので、味付けは様子を見ながら控えめにしておきます。塩コショウを基本にして、好みでレモン果汁を振ったり赤唐辛子でピリッとさせたりするのもいいと思います。

塩コショウに次いで顆粒だしの素を少し振って醤油で香りづけしたものは、おにぎりの具にもなりました。

すじばっていてあまり美味しくないという記述も読んだことがありますが、若く新鮮なものを選べば充分楽しめる食材だと思います。カルシウムやマグネシウムを始めとしてミネラルも豊富だそうです。

 

外出禁止令と買いだめ

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どこを見てもcovid19の話題ですがヨルダンでも緊迫した状況になってきました。

政府の発表によればヨルダン国内の感染者数は少しずつ増えているもののまだ二桁で、重篤な方亡くなった方はないとのことです。

 

先週初めから大学まで全ての教育機関が休みになりましたが、21日朝7時からは外出禁止令が発令され、お店も全て閉まりました。

20日の午後に記者会見で発表されたので、夕方から街は買い物客とその車でいっぱいになりました。買い物に出かけた息子たちの話では、普段あまり混まないようなところまでイード の時の繁華街並みの混みようだったそうです。パン屋さんでは長蛇の列でいつ番が回ってくるとも知れず諦めてしまいました。

ある程度は予想されたことでもあったので、わが家ではお米や缶詰めデーツなど普段より買い置きを増やしていて慌てる事はありませんでしたが、生鮮食品を買い足しました。写真は冷凍保存のために下ごしらえしたネギと人参。他にインゲンや先日求めたアクープも冷凍保存です。野菜カゴにはジャガイモや玉ねぎなど。あまり買い込むのはどうかと思いつつ、先が読めないので。

 

前日の午後、それも休日(ヨルダンの週末休みは金、土曜日)の記者会見だったので少し驚きましたが、思い立ったら、何か決めたら、すぐ行動!というアラブ人気質が現れているのかもしれません。国外からのヨルダン到着者全員隔離というのも当日朝発表、即実行されていましたから。

日本大使館からのお知らせメールも毎日あり1日2回のチェックが日課になりました。

 

 

 

 

 

今年もアクープ買いました!

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もうすぐ春分の日。野菜や果物の季節感が薄れつつあるのはヨルダンでも一緒ですが、このアクープは春先のこの季節だけのものです。今年は少し遅いようです。アクープは栽培できず自生のものを採るということなので山菜のような感じでしょうか。

 

去年簡単にご紹介しましたが、今回は写真を撮ったので改めてアクープのお話を。

アクープはアザミのような植物で、ギザギザの葉の先に硬いトゲがあり触るとかなり痛いです。写真は購入したままの状態ですが、採集したままの形ではなく葉先のトゲを切ってあるようです。未だ伸び切っていない蕾のついた新芽で白い綿毛に包まれています。綿毛に包まれたまだ柔らかい葉のトゲもチクチクと指先にささります。蕾の周りもツンツンしています。

料理バサミで葉のトゲをきり、ナイフで綿毛や葉の表面の薄皮を取り除きます。結構手間がかかります。下処理なので一つ一つ出来上がる満足感もなく大変です。美味しいんですけどね。家族みんな好きですし。何か画期的な道具とか処理方法が開発されたらいいのにと毎年考えながら作業しています。

 

キレイにしたら軽く水に晒して、少しの水で湯がきます。アク抜きしすぎると風味も飛んでしまうのでほどほどに。水切りしたらそのまま冷凍保存もできます。

あとはお肉と合わせてヨーグルトベースのシチューにするのが定番です。というより他の料理は見たことがありません。酢味噌で和えたり茹でずに天麩羅にするのも有りだとは思いますが、まだ試していません。手間がかかる分、作る側としてはメインの料理としてゆっくり味わってほしいと思うのです。

 

 

 

 

ツナ缶のちらし寿司とオイルサーディンの押し寿司

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なんちゃって料理でございます。

 

ヨルダンで食材を買うのに、野菜や果物お肉は種類豊富で困らないのですが、魚介類はなかなか思うようなものは見つかりません。

わが家ではツナ缶とサーディン缶を常備していますが、サラダにして一緒に合わせる野菜で変化をつけることが多いです。ツナはサラダだけでなくパスタのトマトソースに入れたり、炒飯にしたり他にも便利に使っていますが魚料理という感じではありません。

 

3日がひな祭りだったので、献立に困った結果写真のようなものを作りました。

ちらし寿司:カリフォルニア米の酢飯に、

                      鰹だし(の素)と砂糖、醤油で甘辛煮にしたマシュルームの薄切り(缶詰)と

                      炒りごまを混ぜ込み、

                      錦糸卵、

                     塩茹でして斜め切りにしたインゲン、

                     ほぐしたツナを散らしました。

押し寿司:   サーディンはしっかり油を切って二枚におろし?

                     軽く塩を振ってレモン汁でマリネ。

                     ラップを敷いた型にサーディンを並べ、

                     酢飯を入れて押し寿司にして、なじませてからカット。

                     塩揉みして生姜の粉をふったキュウリと

                     塩とレモン汁に漬けた玉ねぎを載せました。

醤油は近くの小さなスーパーで買った kikkoman ですが made in USAでした。食料品で日本からの輸入品はなさそうです。お皿も中国製、日本製?は料理した私だけ?

 

 

 

 

 

 

 

【番外編】新型コロナウィルスに関する情報 〜ヨルダン入国について〜

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ヨルダンでもコロナウィルスについてニュースになっています。

日本では3月2日から学校が休校になったそうですね。

ヨルダン政府の新型コロナウィルスに対する対応についてお知らせします。

 

ヨルダン政府は非ヨルダン人に対して、過去14日間以内に中国、韓国、イラン、イタリアに滞在歴のある者の入国を一時的に禁止しています。

現在ヨルダン入国に際しては、全ての到着者にサーモグラフィーによる体温チェックがあります。37.5度以上の発熱のある者は国境施設内で医師の診察を受け、コロナウィルス感染が疑われる症状がある場合は救急車で病院に搬送され、さらなる検査と処置を受けることになります。

 

またイスラエルでは過去14日間以内に日本に滞在していた者も入国拒否の措置を取っています。

 

到着者への対応や、入国禁止になる滞在国などの情報は繰り返し更新、追加されているようなので、訪問予定のある方は最新情報を確認する必要があると思います。

在ヨルダン日本国大使館のサイトです。

https://www.jordan.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

 

お知らせでした。