わが家の食卓 in Jordan

食材、料理を通してヨルダンでの生活をご紹介します

ホッベーゼ を調理する

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今日も今が旬の葉野菜、ホッベーゼのご紹介です。

わが家の庭(敷地?)に自生しているのを収穫しました。八百屋さんにも並ぶのですがあまり買ったことはありません。

調べてみたところ地中海沿岸からコーカサス地方原産らしくヨルダンも地元と言えそうです。アオイ科ゼニアオイ属のウサギアオイではないかと思うのですが確かなことはわかりませんでした。ゼニアオイの仲間はとてもたくさんあり、花を楽しむために植えたり野菜ではなくハーブとして使われたりするものの方が多いようです。

 

ホッベーゼとして食べられているのは若い葉です。ウサギアオイはあまり大きくならない種のようですが、あまり丈の伸びたものは使いません。若いうちは細い茎も円い葉と一緒に食用になります。葉は直径5㎝くらいでしょうか。

買ってきた(摘んできた)ホッベーゼはよく洗ってから、細かく刻んで玉ねぎと一緒に油炒めにします。こちらでは皆さんしっかり火を通しています。写真のものは調理時間やや短めです。味にクセがないうえ火を通すとかなりかさが減ってしまうので、味付けは様子を見ながら控えめにしておきます。塩コショウを基本にして、好みでレモン果汁を振ったり赤唐辛子でピリッとさせたりするのもいいと思います。

塩コショウに次いで顆粒だしの素を少し振って醤油で香りづけしたものは、おにぎりの具にもなりました。

すじばっていてあまり美味しくないという記述も読んだことがありますが、若く新鮮なものを選べば充分楽しめる食材だと思います。カルシウムやマグネシウムを始めとしてミネラルも豊富だそうです。