わが家の食卓 in Jordan

食材、料理を通してヨルダンでの生活をご紹介します

紅茶 (シャーイ) にはハーブを入れて

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きょうは紅茶 (シャーイ) のお話。

15年程前、初めて飲んだ時は驚きました。
紅茶キャンディーを溶かしたの?というくらい甘かったのです。

ここでは紅茶専用のステンレスのやかんを使っています。陶器のポットは使いません。
カップはガラス製です。

まず、やかんでお湯を沸かして砂糖を入れてよくとかし、
次にミントやマラミーヤなどの乾燥ハーブを入れ、
最後に茶葉をいれて、ほんの少しだけ沸かしてから火を止めます。
写真中トレイに載っているのが乾燥したマラミーヤ、
コップに入っているのが生のミントです。
生のミントは後からカップにいれると綺麗です。
ハーブ無しでも、ミルクやレモンをいれることは基本的にありません。

マラミーヤは煎じて飲めば胃痛腹痛の薬にもなる少し苦味のあるハーブです。
青くささや日向くささのないスッキリとした強い香りがあります。
青果店で生でかって干したり、乾燥したものをかったりしています。

以前のシャーイは、見た目にもわずかなとろみを感じるくらいたくさん砂糖が入っていたのですが、
いまは、そこまで甘くはしないようです。
始めから甘くせずに
後から各個人の好みに合わせて砂糖を入れることもあります。

ただ、甘くするなら砂糖は先にいれた方が美味しいと思います。
より高い温度でお茶を出すことになるからでしょうか、
味が絶対に違います。

コーヒー紅茶には砂糖なし、という人もでてきました。
健康やダイエットに対する関心が高まったのでしょう。
ドクターの指導による可能性もあります。
実は、ヨルダンでは糖尿病が国民病で、かなり深刻な問題らしいのです。
簡便で小型のデジタル血糖値計を持っている家も珍しくありません。
付属品の使い捨て針を指先にプチッと刺して採血、測定するというものです。
子供がいても体温計の無い家もあるのですが。

横道にそれてしまいました。

シャーイは あまり甘くなくなってきましたが
濃いシロップをたっぷりかけた焼き菓子や、
大容量の清涼飲料水のボトルは今も変わらず売られています。
ダイエットタイプのお菓子やコーラも見かけますが
人気があるとは思えません。
皆さん甘い物好きなんです、ね。