ファッテ 〜レンズ豆のスープでパン粥〜
以前、寒い季節によく作るとお話ししたアダス ( レンズ豆 ) のスープ。
今日は簡単なもうひと手間をかけたファッテをご紹介します。
イメージし易いかとパン粥と書きましたが。こちらで日常的に一番食べられているパンは、丸く薄く焼かれた日本ではピタと呼ばれているものです。このパンをちぎって器に入れ、熱々にしたアダスのスープをパンの上から注ぎます。玉ねぎをトッピングして、オリーブオイルをかけ、さらにレモン果汁をしぼって仕上げます。今回はパンにスープがよくしみるようスープの鍋にパンを入れて温めてみました。
ファッテという料理はエジプトや地中海東岸地方で広く作られているらしいのですが、地域によって多種多様で独自の名前も付いていたりして、バリエーション豊富なのか同じ名前の別の料理なのかわからないほどです。
ファッテという言葉はアラビア語で砕いたパンやパン粉などを指し、料理のファッテには形はともかくなんらかの方法でパンが入っているようです。写真のファッテは「わが家」のファッテです。